おすすめトスカーナの赤ワイン 5000円～10000円

2025年3月18日公開

イタリアを代表するワイン産地、トスカーナ。サンジョヴェーゼを中心に、豊かな果実味としっかりとした酸、エレガントな余韻が魅力の赤ワインが数多く生み出されています。美味しいものがたくさんあるイタリアらしく、食事、特にトスカーナの名産品でもある牛肉ににあうワインが多いのもトスカーナワインの特徴の１つです。今回の特集では、5000円以上10000円以下で購入できる、上質でトスカーナの個性が光るおすすめの赤ワインを厳選してご紹介します。

芳醇な果実味が魅力の「ヴィーノ･ノービレ･ディ･モンテプルチアーノ」

豊かな果実味と滑らかなタンニンが特徴のイタリア・トスカーナ州を代表する赤ワイン。このワインを造る「サルケート」は世界初のオフ・グリッド（エネルギーの供給を一切受け付けない）ワイナリーで、電気・ガスの配線を絶ち、太陽の光を最大限に採光、建物には緑のカーテンを這わせ、使用した水の浄化、ソーラーパネル、地下の冷気を活用した天然の空調システムなど、完全な自給自足によってワインを造っています。その功績が認められ、環境、経済社会、健康など幅広い分野において持続可能な取り組みをしているワイナリーに与えられる名誉ある「グリーン・エンブレム賞」の初代受賞者に選ばれました。ブルゴーニュのような妖艶な味わいと、リッチな果実味のバランスがよい１本です。

: ヴィーノ･ノービレ･ディ･モンテプルチアーノ

生産地：イタリア／トスカーナ　生産者：サルケート　価格：5,720円（税込）

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スーパータスカンを生むトスカーナ・ボルゲリを代表する1本

ボルゲリ・ロッソ

サッシカイアやオルネッライアの誕生で一躍世界の銘醸産地として有名になったトスカーナ州ボルゲリ。それらの銘醸ワイナリーの大半は貴族たちが所有するものですが、唯一地元の農家として新たに世界に名を轟かせたワイナリーが「レ・マッキオーレ」。彼らの名刺代わりとなる一本が「ボルゲリ・ロッソ」です。専用の区画が存在し、収穫・醸造などすべてボルゲリ・ロッソのために行われていますが、他のワインに比べリーズナブルなため、彼らのワインの品質の高さを手軽に味わえるワインとして非常に人気が高い1本です。

: レ･マッキオーレボルゲリ･ロッソ

生産地：イタリア／トスカーナ　生産者：レ・マッキオーレ　価格：6,160円（税込）

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世界TOP100ワインに選出されたワイン

レ･クーポレ･ディ･トリノーロ

イタリアワイン界で「鬼才」と名高い故アンドレア・フランケッティ氏。彼はワイン造りに不向きとされたトスカーナ南東部サルテアーノで、独自のテロワールを作り上げ、最高峰のワインを誕生させました。ブドウは区画や房ごとに徹底管理され、なんと最大40回！に分けて収穫。その細やかな手法と情熱により生み出されたのが、圧倒的な果実味を持つ偉大なワイン「テヌータ・ディ・トリノーロ」、そのセカンドワインにあたるのがこのワインです。すべてのレベルが高い故、立ち位置はセカンドでありながらも品質がずば抜けて高く「信じられないほどの価値を持つワイン」と評され、過去にはイタリアのワイン評価誌で「世界TOP100ワイン」に選ばれた銘品です。

: レ･クーポレ･ディ･トリノーロ

生産地：イタリア／トスカーナ　生産者：トリノーロ　価格：8,250円（税込）

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トスカーナの名門貴族が手掛ける格上のキアンティクラッシコ

ドン･トッマーゾキアンティクラッシコグラン･セレッツィオーネ

このワインを造る「レ・コルティ」は名門コルシーニ公爵家が営むワイナリー。公爵家が600年以上前からトスカーナで所有している広大な土地の中から最良と考える約50haのみをワイン用として利用しています。オリーブ栽培用としている約60haを除いて、広大な土地の残りは手を付けずに美しい景観と生態系を守っています。そんな恵まれた畑から生まれる格付け最上級の「ドン･トッマーゾキアンティクラッシコグラン･セレッツィオーネ」はカシス、黒コショウなどの複雑な香りがあり、果実、酸、タンニンのバランスは素晴らしい１本です。