おすすめイタリアのオーガニックワイン 10000円以上

2024年10月24日公開

環境に配慮して育てられたブドウから生まれるオーガニックワイン。特にイタリアの自然豊かな地域で育まれたワインは、ぶどう本来のピュアな風味と、丁寧な製造過程が生み出す深い味わいが特徴です。こちらの特集では、ワインタイムを更に豊かにしてくれる特別なオーガニックワインを厳選しました。力が満ち溢れた健康的なブドウで作られたワインは、ワインセラーでの長期熟成にも最適です。

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イタリア最高峰「バローロ」

バローロで有名なカスティリオーネ・ファッレットの中心部に位置する、設立1920年の典型的な家族経営のワイナリー「アゼリア」。「家族代々受け継がれてきた土地へ情熱を捧げ、ピエモンテの土着ブドウ品種のみで土地の個性を均整の取れたワインとして見事に表すこと」が信念である彼らは、テロワールの自然な状態を尊重するためにビオディナミ栽培法を導入（認証無し）し、ベストな状態のブドウのみを手摘みで収穫してワインを造ります。歴史あるワイナリーであるため自社畑の樹齢が高いのもポイントで、7カ所の自社畑のブドウをブレンドしたこちらのバローロはスミレの花などの洗練されたアロマがあり、滑らかな果実味とバローロらしい力強さが感じられる1本です。

: バローロ

生産地：イタリア/ピエモンテ　生産者：アジィエンダ･アグリコーラ･アゼリア　価格：10010円（税込）

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豊潤な果実味「カンティコ」

「カンティコ」を造るワイナリー「ポデーレ・ラ・カッペッラ」は、キアンティの中心部、サンドナート村にある小さなワイナリーです。手間とコストのかかる有機栽培を実践し、有機農法ワイナリーとして認定されているにもかかわらず、特にそれを強調したり、売り文句にするわけでもなく、「畑に一番いいということをやっているだけ」という謙虚なワイナリーです。彼らの上級ワインであるこのワインは、ベリー系の凝縮した果実や焙煎コーヒーの魅惑的なアロマが漂う香りとふくらみのある味わいが心地よい１本。上品で旨味があり、とにかく余韻が長いワインで、特別な時間や豪華な食卓を彩る一本です。

: カンティコ

生産地：イタリア/トスカーナ　生産者：ポデーレ･ラ･カッペッラ　価格：15070円（税込）

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長期熟成が魅力の「ノービレヴェッキエ･ヴィーティ･デル･サルコ」

このワインを造る「サルケート」は世界初のオフ・グリッド（エネルギーの供給を一切受け付けない）ワイナリーで、電気・ガスの配線を絶ち、太陽の光を最大限に採光、建物には緑のカーテンを這わせ、使用した水の浄化、ソーラーパネル、地下の冷気を活用した天然の空調システムなど、完全な自給自足によってワインを造っています。その功績が認められ、環境、経済社会、健康など幅広い分野において持続可能な取り組みをしているワイナリーに与えられる名誉ある「グリーン・エンブレム賞」の初代受賞者に選ばれました。そんな彼らのフラッグシップワインであるこちらは、特別な畑の樹齢30年の古木から僅か3000本という極少生産されており、熟したチェリーやプルーンに甘草やタバコのスパイスのニュアンスが混じりあう複雑なアロマと、古木由来の凝縮した果実味に、きめ細かなタンニン、きれいな酸味の余韻が長く続く偉大なワインです。

: ノービレヴェッキエ･ヴィーティ･デル･サルコ

生産地：イタリア/トスカーナ　生産者：サルケート　価格：16720円（税込）

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力強さとエレガンスが調和する「ネロサンロレ」

ブルゴーニュワインをこよなく愛するオーナーの故ヴィト・カターニャ氏がシチーリアとブルゴーニュの土地が似ていることに気づき、その当時シチーリアでは誰も導入していなかった「ブルゴーニュのワイン造り」と「フランス的なクリュ（畑）の概念」を取り入れたことで島を代表する生産者となった「グルフィ」。彼らの真骨頂であるクリュ（畑）シリーズの１つであるこちらのワインは海抜10mに位置する「ネロサンロレ」という畑のブドウのみを使ってその土地の個性を最大限に表したワインです。海岸からも700mと最も海に近く、温暖で海風の影響を受ける影響から、ネロ・ダーヴォラ種らしいアロマ豊かで果実の風味が凝縮した親しみやすい味わいのワインに仕上がります。