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アロマティック赤ワイン

チェリー、ブラックベリー、レーズン、スパイス、スミレ、バニラなど、香り豊かな赤ワイン。ワインの香りから、自分好みのワインを見つけてみませんか? 特徴的な香りが感じられる赤ワインをご紹介します。
ワインの香りとは?
ワインの香りのことを総じて「アロマ」と呼びます。細かく分けると原料であるブドウに由来する香りを「第1アロマ」、醗酵に由来する香りを「第2アロマ」、熟成に由来する香りを「第3アロマ」または「ブーケ」と呼びます。第1アロマはフルーツ、花、植物の香りが代表的な香りで、第2アロマは発酵の段階で生まれますので、例えば、マロラクティック醗酵をした場合は「カスタードクリーム」や「バター」のような香りが現れます。第3アロマは木樽で熟成することで加わる香りや、第1アロマが熟成することで変化した複雑な香りで、「バニラ」や「ロースト」、「スパイス」の香りが代表的です。
赤ワインの場合、ベリーやチェリーに似た香りが見つかりやすいです。いちごやラズベリーのような赤系果実とブラックベリーやダークチェリーのような黒系果実があり、赤系果実を感じやすいブドウの代表品種はピノ・ノワール、黒系果実を感じやすいブドウの代表品種はカベルネ・ソーヴィニヨンです。また、ほとんどの赤ワインにみられるのがスミレの香りです。この香りは、基本的には醸造中に生まれる香りです。