更新
白ワイン、スパークリングワインを飲む時に、それぞれの飲み頃温度をキープし続けるのは大変ですよね。事前に冷蔵庫に入れておいても、飲んでいる最中にどんどん温度が上がってしまいます。今回はそんなときに役立つ、「ワインクーラー」をご紹介します。ワイン好きの方なら一度は目にしたことがあると思いますが、詳しく知らないという方も多いかもしれません。
ワインクーラーによって、冷やし方も違います。今回はワインクーラーの特徴や選び方、使い方、アルミ製などの種類、そしておすすめの商品などをご紹介します。ワインをより美味しく楽しむために、ぜひ参考にしてみてください。
ワインクーラーとは?
ワインクーラーは、ワインを冷やすための容器のこと。役割は大きく分けて二つに分類されます。1)氷や水を入れて、その中にワインボトルを入れることでワインの温度を冷やす
2)冷やした状態のワインを、冷たい温度のままキープする。
ワインは温度によって香りや味わいの感じ方が変わるので、ワインクーラーはワインの提供温度にこだわるホテルやレストラン、バーなどの飲食店でよく使われています。
ご自宅でも夏場の暑い時期に、白ワインやロゼワイン、スパークリングワインなど、温度を冷やした状態で飲みたい時に使っていただくと、ワインをより美味しい状態で楽しむことができます。
素材やデザインにも様々なものがあり、バケツ型のシンプルなデザインのもの、高級感のあるもの、オシャレでインテリアの一部として楽しめるものもあります。
ワインクーラーの使い方
まず、適量の氷をワインクーラーに入れて、そこに水を注ぎます。水を加えることで氷が溶けて水温が下がるため、より効果的に冷やすことができます。氷と水の割合は、氷の量の3分の1くらいが目安です。ワインボトルが氷と水の7~8割程度までつかるように、ゆっくりと傾けてセットします。こうすることで、ワインがしっかりと冷却されます。
ワインが適温になったら、ワインボトルを取り出します。ボトルのネック部分を持って引き上げると、スムーズに取り出すことができます。
水から出ているボトルネック付近は冷えにくいので、まだ抜栓していなければボトルをゆっくりと逆さまにしてあげると、均一に冷えた状態にすることが出来ます。
ワインの種類や好みに合わせて、適温になるように調整してください。使い終わった後は残った氷や水を捨て、きれいに洗って乾かすようにしましょう。
ワインの飲み頃温度
ワインクーラーは、白ワイン、ロゼワインやスパークリングワインなど、比較的軽やかで爽やかな味わいのワインを飲む時に使います。
冷やすことで香りや味わいが際立ち、より美味しく楽しむことができます。ただし、ワインの種類によって飲み頃の温度は異なるので注意しましょう。
・白ワイン:8~12℃
・ロゼワイン:8~12℃
・スパークリングワイン:6~8℃
・赤ワイン:14~16℃
赤ワインは一般的に常温が良いとされていますが、目安は14~16℃くらいです。赤ワインの中には軽いタイプのものや、温度が低めの方が良さを発揮するワインもあるので、そういったワインを飲む時はワインクーラーを使うことをお勧めします。
また、夏場などは温度が高くなり過ぎるため、赤ワインも適度に冷やすことで本来の味わいを楽しむことが出来ます。ワインクーラに入れると、大体1分に1℃くらい温度が下がるので、10分程度冷やすと適温になります。
ワインクーラーの選び方
ワインクーラーを選ぶ時のポイントは4つ。
1)サイズ
一本だけ冷やすことが多いのか、パーティーの時に2~3本まとめて冷やしたいのか、よく使うシーンによってサイズを選ぶことがおすすめ。1本だけ冷やしたいのに大きすぎるワインクーラーを選んでしまうと、ワインが上手に冷やせない場合があるので、どんなシーンで使うかを考えてサイズを選びましょう。2)材質
ステンレス、アクリル、クリスタル、木製、シリコンなど、材質によって保冷性やデザインが異なります。ステンレス製
軽く丈夫で錆びにくく、お手入れが簡単なので一般的に使われている素材の一つ。冷却能力に優れており、氷を入れた場合でも保冷性が高いので長時間ワインを冷やすことができます。
・アクリル製
・クリスタル製
クリスタルは透明感があり美しく高級感があります。冷却能力が高く保冷性が非常に優れているため、長時間ワインを冷やすことができます。ただし、クリスタル製品は割れやすく、扱いには注意が必要です。高級品が多く、あまり販売されていません。
・木製
木製のワインクーラーは、ナチュラルな雰囲気を作ってくれます。保冷性がステンレスに比べて劣るため、長時間冷やしたい場面には向いていません。使い込むことで味わいが増すという特性を持っているため、長く使い続けたい人には人気。
・シリコン
シリコンは柔らかいため折りたためるものが多く、持ち運びや収納がしやすいのが特徴。保冷性は低いので、短時間だけ冷やしたい場面に向いています。
3)保冷性
素材ごとの特徴だけでなく、氷を入れて使うものなど、素材や構造によって保冷性に差があります。長時間ワインを冷やしたい場合は、保冷性の高いものを選ぶようにしましょう。4)デザイン
ワインクーラーはテーブルに置いて利用するので、自分の好みやインテリアに合わせたデザインを選ぶと、より楽しめるでしょう。おすすめワインクーラーのご紹介
1.冷凍庫で冷やしてかぶせるだけ ル・クルーゼ アイスクーラースリーブ
あらかじめ冷凍庫で冷やしておいて、ワインボトルに被せるだけで、冷えたワインの温度をキープできるワインクーラー。
折り畳めば厚さはたったの1cm!コンパクトに収納できるので持ち運びも簡単。これがあればアウトドアでもワインを冷やして楽しむことができます。