このワインの味わい
野イチゴやアセロラのようなフレッシュな赤果実の香りに、杉や白コショウの香りがアクセントになっています。チェリーやストロベリーのようなかわいらし果実味と伸びやかな酸の後に、お出汁のような旨味がしっかりと長く続く奥深さのある味わい。日本人にはなじみ深いこの旨味をじっくりと感じながら、ゆっくりと飲み進めたくなるフレッシュでエネルギッシュなクリュ・ボージョレーのナチュラルワインです。
ワインのここに注目!
ワイナリーのオーナーであるマルク・デリエンヌ氏は、元々IT関係の仕事をしていましたが、ワインへの情熱からワイン造り決意。プロヴァンスの超名門ワイナリー「
ドメーヌ・ド・トレヴァロン」でブドウ栽培のノウハウを教わり、2015年にフランス・ボージョレのフルーリーの地でワイナリーをスタートさせました。
ボジョレー地区には、特に品質の高いブドウを生み出すクリュ・デュ・ボジョレーと呼ばれる区画が10区画あります。フルーリーは、その中の1クリュで、10のクリュのほぼ中央に位置しています。
翌年の2016年にはビオディナミに転換し、自然との共存を最大限に尊重する彼らは、ビオディナミ栽培と人的介入を極力抑えた醸造を実践しています。ブドウに自然に付着している土着酵母で醗酵、無濾過、無清澄、SO2の使用は極微量(ボトリング時に少量のみ)で生み出されるワインは、ナチュラルで奥深さがありエネルギッシュ。
また、抽象画のような印象的なラベルは、フランス・モンペリエのアーティストによるデザインだそうです。
フルーリーのライジングスターと称される注目すべきボージョレの造り手です。
名前の由来
「フルーリー グレタ・カルボ」は、ハリウッドの映画女優"グレタ・ガルボ”と、醸造方法の”カルボニック・マセレーション”という二つの言葉を組み合わせて名付けられたワインです。
こんな料理と合わせたい
フレッシュな果実味と伸びやかな酸に合わせて、フレッシュトマトや梅干しを使ったお料理と、また、お出汁のような旨味があるので和食と合わせるのはいかがでしょう。タンニンは穏やかなので、お肉と合わせる場合は、噛み応えのあるステーキではなく、薄切りのものや、煮て柔らかく調理したものを選ぶのがおすすめです。
出汁にくぐらせていただく豚のしゃぶしゃぶ、しっとり鶏ハムの薄切りやカツオのお刺身の梅ポン酢がけはいかがでしょう。
原産国 | フランス |
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地方名 | ブルゴーニュ |
地区名 | ボージョレ |
村名 | フルーリー |
品質分類・原産地呼称 | A.O.C.フルーリー |
色 | 赤 |
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種類 | スティルワイン |
味わい | ミディアムボディ |
品種 | ガメイ 100% |
アルコール度数 | 12% |
飲み頃温度 | 15℃ |
ビオ情報・認証機関 | ビオロジック (Agriculture Biologique) |
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醗酵 | コンクリートタンク(天然酵母/マセラシオン・カルボニック) |
熟成 | オーク樽(オーストリア産大樽/新樽無)にて21カ月 |
土壌 | 花崗岩 |
- 品番:
- 620524