ヴァイングート・テッシュ
ヴァイングート・テッシュの設立は1723年。以来、テッシュ一族により代々受け継がれてきた家族経営のワイナリーです。
300年近くの長い歴史を持つワイナリーですが、その趣きは1997年に10代目のオーナーとなったマルティン・テッシュ氏の登場により一変します。伝統を重んじるワイン造りをそのまま踏襲することなく、自身の感性に従って、パッケージやロゴの変更だけでなく、畑のほとんどすべてをリースリングのみに縮小するなど、まさに“型破り”ともいえる方法で次々と新しい試みを実践していきます。
その信念の核となっているのが、「辛口に特化したワイン造り」。
「テロワールの個性を最も忠実に反映する品種」といわれるリースリング種において、ワイナリーの宝であるバラエティに富んだ区画が育む味わいの違いを、正確にワインに写し取ることはごく自然なことでした。また、食事との相性を考え抜くマルティンにとって、唇に分かりやすい甘みが残る伝統的なドイツのリースリングは理解できないものでもありました。また、その為に、家族のお祝い用などに作る一部の貴腐ワインを除いては、一切の伝統的な甘口ワイン造りを止め、辛口に特化することにしたのです。そしてピュアなリースリングの特徴を生かすために、ワイン造りにおいては最低限の介入を心がけ「補糖なし、樽なし、補酸なし」のストレートな醸造を全てのラインナップで貫いています。
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ヴァイングート・テッシュナーエランゲンロンスハイム最優良畑から生まれるローラーベルクはテッシュ醸造所のクリュワインです。柔らかさと同時にフレッシュさがあり区画の個性を表現した豊かな味わいです。 詳細を見る2016年¥4,345
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ヴァイングート・テッシュナーエナーエ地方で最も小さな単一畑のひとつで風化した火山岩や鉄分の豊富な粘土からなります。豊潤な果実味や複雑でエレガントなストラクチャーがこのテロワールの特徴です。 詳細を見る2018年¥4,180