フィリップス・ヒル・エステイト
芸術家がその独創的な感性と類まれなる天性で造る優美でエレガント極まりない極上の味わいが特徴です。
その多くがワインクラブメンバーや、醸造所にある直売所で顧客達に直接販売され、リリースされたワイン全てが、あっという間に完売になってしまうことから、殆ど手に入らないとても希少なワインです。
1997年、建築関係のカラーリストであったトビー・ヒル氏が、カリフォルニアにおけるピノ・ノワールの銘醸地として知られる冷涼な産地、アンダーソン・ヴァレーに設立。
2002年メンドシーノ郡、コンプチに位置するピノ・ノワールの銘醸畑”オプンランダー・ヴィンヤード”の畑を持つ生産者”シャンデル・オプンランダー社”がブランド立ち上げをあきらめた際、ヒル氏がたった4つの樽を譲り受けたことから彼のワイン造りが始まりました。
当初はアーティストとして、ワインのラベルに自身のアートを表現したいという思いから始まりましたが、いつしかワイン全てをプロデュースしたいという新たな芸術家的野望が芽生え、<視覚>から<感覚>の芸術へと完全に移行していきました。
独学で醸造学を学び、芸術家としての感性を随所にワイン造りに活したワインは、堅実でありつつも洗練され、芳醇且つ優美な旧世界のスタイルを感じさせます。