クロスター・エーバーバッハ醸造所
エーバーバッハ修道院と醸造所から成るクロスター・エーバーバッハはもともと1135年創立のシトー派の修道院で、1803年に俗化した後は州立醸造所となりました。当初はプロイセン州、1918年以降はヘッセン州に属し運営されていましたが、州政府は決して商売上手ではなく、1998年には財団法人となって醸造所も完全に独立運営されることになりました。
クロスター・エーバーバッハ醸造所は、一つの醸造所が所有する自社畑という意味でドイツ最大の規模を誇ります。総面積197ヘクタールの畑はラインガウ地方とベルクシュトラーセ郡一帯に広がり、中には最上級の区画も少なくありません。セラーやボトリング施設を含む醸造所はエトヴィルの町に集約され、そのすぐ近くには世界的にも有名なクロスター・エーバーバッハ修道院が控えています。1136年に遡るこの修道院はシトー派の修道士によって設立されました。全盛期の12~13世紀には200~300人の修道士たちが常時ここに暮らしていたといいます。
中でも修道僧たちによって開墾され、1230年代に完成されたとされるオルツタイルラーゲ「シュタインベルク」24ヘクタールは最も有名であり、彼らの故郷ブルゴーニュのクロ・ド・ヴージョと様式を同じくする高い石の塀に囲まれた特別な区画です。ラインガウ・リースリングの引き締まった酸味とエレガントでフルーティな風味は抜群です。
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クロスター・エーバーバッハ醸造所ラインガウハッテンハイムかつて修道僧によって開墾され、完成されたとされるブドウ畑、「シュタインベルク」。ラインガウ・リースリングの引き締まった酸味とエレガントでフルーティな風味が抜群です。 詳細を見る
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クロスター・エーバーバッハ醸造所ラインガウハッテンハイムモモのような洗練されたアロマ。口に含むと厚みのある果実味を感じられます。爽やかでいきいきとした酸味を持ちつつストラクチャーもあり、上品な甘味はテロワールをよく表しています。 詳細を見る
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クロスター・エーバーバッハ醸造所ラインガウ収穫時の糖度が高く完熟したピノ・ノワールのみを選別して造られます。花のような香りに、熟したイチゴやチェリーを想わせる果実味。ハーブやミントのニュアンスもある複雑な味わい。 詳細を見る2019年¥4,950