フォンテーヌ・デ・グリーヴ
フォンテーヌ・デ・グリーヴは、南西地区のベルジュラックから南西に20km程進んだテナック村に位置するドメーヌです。醸造家はブノワ・ペリッセ氏。パリでワインとは無縁の仕事をしていましたが、パリのワインフェアでナチュラルワインに魅せられ、虜になりました。その想いは、いつかワイン造りをしたいという情熱に変わっていきました。2015年に仕事を辞め、南西地区で新世代の自然派生産者として注目を集めるシャトー・レスティニャックで修行しました。
修業した後に、シャトー・レスティニャックのオーナーのカミーユ氏の勧めもあり、シャトー・レスティニャックにブドウを卸していた、フォンテーヌ・ド・グリーヴのオーナー、マリオとジョエル・ゾルゼット夫妻と畑のスポンサー契約を結びました。こうして、フォンテーヌ・ド・グリーヴのブドウでブノワ・ペリッセ氏が目指すナチュラルワイン造りの夢がスタートしたのです。
初ヴィンテージは2018ヴィンテージ。同年にエコセール認証を申請。(ラベルへの記載は2021ヴィンテージから)さらに、2020年にはブノワ・ペリッセ氏のパートナー、レイラがワイン造りに加わります。レイラはブドウ栽培と醸造学の資格を取得後、カナダとニュージーランドでブドウ栽培と醸造を経験。その後、フランスに戻りジュランソン、バスク地方、ラングドック、ドルドーニュなどで更に経験を積みました。ブノワ氏は、今はまだ自身のワイナリーを持っていませんが、2025年にはフォンテーヌ・ド・グリーヴを購入する予定でワインを造っています。ナチュラルワイン界の期待の新人として、今後注目の高い醸造家の活躍に目が離せません。