シャトー・ブラーヌ・カントナック
18世紀に所有していたゴルス家によってシャトーは『ゴルス』と名付けられていましたが、1833年にブラーヌ男爵がオーナーとなった際に、『ブラーヌ・カントナック』と名づけられました。そして着実に品質を向上させ、1855年のメドックの格付けでは2級に選定されました。
1866年に当時シャトー・ディッサンを所有していたロイ家がオーナーとなります。1920年にはシャトー・マルゴーも所有していた大手ネゴシアン、グラン・クリュ・ド・フランスがオーナーとなります。その後、フランソワ・リュルトン氏からにルシアン・リュルトン氏に引き継がれました。
1992年にルシアン・リュルトン氏から彼の所有するシャトーが11人の子供達に引き継がれた際、ブラーヌ・カントナックはアンリ・リュルトン氏が引き継ぎました。アンリ・リュルトン氏は醸造学、品種学に精通し、南アフリカやチリ、オーストラリア等でワイン造りを学んできました。