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緑のワイン ~ヴィーニョ・ヴェルデ特集~
夏だって。だったらヴィーニョ・ヴェルデだって。

知る人ぞ知るポルトガルの白ワイン、ヴィーニョ・ヴェルデ。若々しく、はじけるようなシトラスの香りとピュアで爽やかな飲み口が推しポイントです。しかも微発泡で度数も低めなので、蒸し暑い夏にピッタリなのです。食欲の落ちる暑い夏にはさっぱりとしたものが食べたくなりますが、ヴィーニョ・ヴェルデはそんな軽くてあっさりした料理と相性抜群。日本と同じ海に面した湿潤な気候のポルトガルで生まれた白ワインとあって、爽快な酸とミネラル感を持ち、タコやイワシなどの海鮮やサラダ、そして和食とのマリアージュがたまりません。すっと身体にしみ込むような飲み口に食欲がそそられます。
緑のワインだって!?

ヴィーニョ・ヴェルデの「ヴィーニョ」は「ワイン」、「ヴェルデ」は「緑、新鮮な、若々しい」という意味を持ち、つまり「緑のワイン」。このワインが造られるポルトガルのミーニョ地方は、別荘地として有名なほど自然豊かで緑があふれているからそう呼ばれるようになったとか。ポルトガルのワイン法で厳しい条件をクリアしたワインだけが、ヴィーニョ・ヴェルデと名乗れるのですが、その条件のひとつが、完熟前の若々しいブドウだけを使用するということ。そうすることでヴィーニョ・ヴェルデに特有の新鮮な酸と繊細にプチプチはじける泡が生み出されます。その若々しいフレッシュな口当たりから、長年ポルトガル国内で楽しまれることが多かったヴィーニョ・ヴェルデですが、近年じわじわと国外で人気に火がつきつつある白ワインなのです。