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フランスのブルゴーニュは人気品種シャルドネの有名産地です。ブルゴーニュ産のワインは価格高騰が囁かれています。今回はブルゴーニュ産シャルドネ品種のコスパの良い手頃で狙い目のワインをご紹介します。
ブルゴーニュ産ワインの価格高騰
2021年ヴィンテージの低収量が価格高騰の大きな要因の一つです。春に過去に類を見ないほどの霜の被害を受け、ブルゴーニュ全体で例年の約半分の生産量となりました。気候変動による雹、春の遅霜、熱波などの異常気象が生産量を減少させています。 また、急騰する物価に加えて、世界情勢によって為替レートが変動したことも、ブルゴーニュワインの価格高騰に影響を与えています。そんな状況下でも、まだまだ手が出しやすく、そして高品質なワインを今回はご紹介します
複雑なアロマが魅力な1本
ブルゴーニュ 白 ラ・プレジドント
2005年、当主が弱冠21歳の時に立ち上げた新進気鋭のドメーヌで、本拠地はショレイ・レ・ボーヌに位置しており、コルトン・シャルルマーニュなどフランスを代表する偉大な白ワインを造っている「ドメーヌ・シルヴァン・ロアシェ」。厳格にビオロジック農法を行い、キメ細やかな作業で育てられたブドウは最適なタイミングで全て手摘みされます。気の遠くなるような手間と作業、そして確かなワイン醸造の腕前をまだ手の届く価格で楽しむことができるのが、この「ブルゴーニュ 白 ラ・プレジドント」です。トロピカルフルーツやシトラスの香りが広がる白ワインです。長い余韻と滑らかな口当たりが特徴で、熟成を感じさせる味わい。魚料理やチーズとの相性が良く、特別なディナーにもぴったりです。
繊細な風味が特徴の1本
ブルゴーニュ シャルドネ
ムルソーの地で16代に渡りワイン造りをしてきた歴史あるドメーヌ、「ラトゥール・ジロー」。クリーンな果実味と樽香のバランスがよいそのワインは「熟成に耐えるだけの力を持ちながら、若いうちからも飲み頃を迎える」というスタイルで近年人気が急上昇しています。ムルソーは1万円を超してしまいますが、こちらのブルゴーニュ・シャルドネは手ごろな価格で、彼らのワインのスタイルを満喫することができます。柑橘や白い花の香りが感じられる、エレガントで繊細な白ワインです。酸味とミネラルのバランスが良く、シーフードや野菜料理と相性抜群です。軽やかな口当たりで、デイリーワインとしても楽しめます。
爽やかな酸味が広がるワイン
ブルゴーニュ シャルドネ
なんと「樽で熟成させた」 「ブルゴーニュ産シャルドネ」が販売価格4,000円台という、今のご時世ではなかなか貴重な1本。値段はリーズナブルですが、由緒ある最大規模の生産者協同組合が造るしっかりとした品質のワイン。約1400ヘクタールという膨大な畑を所有(これはフランスAOCワイン生産者で10指に数えられる規模)し、年間約1300万本に相当するワインを生産するブルゴーニュ最大級の規模だからこそ、安定した品質と価格のワインを毎年リリースすることができるのです。フレッシュな柑橘系の香りと豊かなミネラル感が特徴の白ワイン。スッキリとした酸味が心地よく、魚介類やサラダと抜群の相性を誇ります。軽快で飲みやすい味わいは、日常の食卓を華やかにしてくれます。
フルーティで芳醇な白ワイン
マコン・ヴィラージュ レ・ティーユ
ブルゴーニュ地方の最も南に位置するマコネー地区。今の当主がワイン造りを始めてから急激に品質が向上し、世界中から高い注目を集めるようになりました。日本においてもワイン評価誌の表紙を飾り絶賛されるなど、非常に高い人気を獲得しています。他の地区に比べると、マコネ―地区は比較的価格は抑えめでコストパフォーマンスが高いですが、特にこのワインは、「レ・ティーユ」という区画に植えられた樹齢40年のシャルドネから生まれるワインで、ボリューム感、ミネラル感は強いながら全体的にはバランスがよいため、飲みやすい味わいです。リンゴや白桃のフレーバーが広がり、クリーミーな口当たりが魅力で鶏肉やパスタなどの料理との相性も良く、豊かな味わいを楽しめます。