ワインセラーは本当に必要？ワインセラーを買って良かったことは？

2024年６月20日公開

➢ 今日の料理に合わせてワインセラーからワインを選ぶ、いつでも自由に自宅でワインペアリングを楽しみたいと思いませんか？

➢ ワインセラーでワインを熟成させ、抜栓したタイミングが自分好みの最高の状態だった感動を味わってみたくありませんか？

➢ 今年の夏も猛暑になる予想です。大切なワインを30℃超えの室温で保管する心配から、今年こそ解放されたくありませんか？

ワインセラーに興味はあるけど、本当に必要なの？と感じている方に、ワインセラーの購入後に実感した、買って良かったことについてお話させていただきます。

ワインにとって理想的な条件がすべて揃っている場所

購入したワインをすぐに飲むのではなく、しばらく保管しておきたい場合は、ワインセラーでの保管が一番良い方法です。

ワインは、ボトルの中でゆっくりと熟成が進み、香りや味わいが変化するデリケートなお酒です。熟成において大切なのが、ワインを保管する環境です。ワインの保管には「温度」、「湿度」、「光」、「振動」が関係します。温度は15℃前後、湿度は70～80％、さらに、光や音・振動からもワインを守ることができる環境が理想的だと言われます。

ワインセラー以外で、一般的に知られているワインの保管方法に、ワインボトルを新聞紙でくるみ、冷蔵庫の野菜室で保管する方法があります。常温保管に比べて、温度と湿度はワインにとって良い状態に近づけることができますが、野菜室での保管は、ドアの開け閉めによる振動が常にワインに伝わるので、ワインが休まらないそうです。

やはり、ワインにとって理想的な条件がすべて揃っている場所がワインセラーです。

ワインの保管場所だけではない！ワインセラーの魅力

ワインセラーは大切なワインを保管するための場所、だけではありません。生活の中にワインセラーがあると、思っていた以上にワインのある暮らしが豊かになります。

なぜなら、ワインセラーから料理に合うワインを選ぶ楽しみが生まれ、さらに、ワインセラーがあるとワインを熟成させることができるので、ワインの変化を楽しむことができるようになるのです。

ワインセラー購入後に実際に感じた、ワインセラーの２つの魅力がこちらです。

自宅でもいつでも自由にワインペアリングが楽しめる

一つ目は、ワインと料理のペアリングです。ペアリングというほど大げさなものではありませんが、今晩はトマトソースのパスタだから、このワインを合わせてみようと、ワインセラーにストックしてあるワインの中から自分なりに料理とワインの相性を考えてワインを選べるようになります。また、リラックスした自宅でのペアリングは、選んだワインが料理にどんなふうに合うのかを家族や友人と感想を言い合いながら食事を楽しめるので、レストランとは違うペアリングの楽しさが広がります。

ワインセラーがあることで、料理だけ、ワインだけでは感じなかった美味しさが現れることがあるペアリングを、自宅でもいつでも自由に楽しむことができます。

ワインセラーの本領が発揮される、ワインを熟成して楽しむ

同じワインでも、今日飲むのと、何年後かに飲むのとでは印象が違ってきます。熟成させると面白そうなワインであれば、同じワインを２、3本購入します。ワインセラーで熟成をさせて、3年後、5年後など自分が思うタイミングでワインを抜栓してワインの変化を楽しんでみるのです。変化のスピードや仕方は様々で、飲んでみなければわからない、いわば一期一会。抜栓したタイミングが、自分好みの状態とカチッと合ったなら、思い出の1本として記憶に刻まれます。ワインセラーの中でワインの魅力が増していくと思うとわくわくしませんか？

そしてもう一つ、お祝いの日までワインを熟成させておく楽しみです。我が家では、ワインセラーに子供の生まれ年のワインを保管しています。成人の日を迎えるときまでの２０年間、ワインを熟成させておけるのは、ワインセラーがあるからこそ。子供と一緒にそのワインを飲む日をとても楽しみにしています。

子供のバースデーヴィンテージに限らず、記念のワインを熟成させて節目に抜栓する未来の楽しみも生まれるのがワインセラーです。

ワインのコレクターでもなく、ただただワインをおいしく保管する目的で購入したワインセラーでしたが、使ってみると思いがけず、ワインの楽しみ方をとても広げてくれるものになっています。もしも我が家のワインセラーが壊れてしまったら、買い替えをして使い続けたいと思うほど、買ってよかったと思っています。

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