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お酒が苦手・控えている人だけでなく、お酒を飲む人もシーンに合わせて選ぶ、ボーダレスで楽しめるノンアルコールカクテル。今回は、ノンアルコールワインを使った、簡単でおいしいノンアルコールワインカクテルのレシピをご紹介します。
身近な材料を用意して混ぜるだけ。ご自宅で気軽に楽しめるレシピばかりです。
身近な材料を用意して混ぜるだけ。ご自宅で気軽に楽しめるレシピばかりです。
1. ノンアルコールカクテルとはどんなもの?
ノンアルコールカクテルとは、アルコールが入っていない、もしくは、ごく僅かにアルコールを含むカクテル風のドリンクのことです。英語の「Mock(似せた・真似た)」と「Cocktail(カクテル)」を組み合わせて作られた「mocktail(モクテル)」とも呼ばれます。モクテルはイギリスで生まれた造語ですが多くの国で親しまれています。
ノンアルコールカクテルは、ベースとなる飲み物と組み合わせる材料によりアレンジの幅が広く、見た目の雰囲気だけでなく、ハーブやスパイスを加えることで、ジュースとは違う、お酒を飲んでいるかのような感覚が楽しめます。
アルコールを使わずに、お酒が持つ深みや奥行きをいかに表現できるか、プロのバーテンダーにとっては、カクテルよりノンアルコールカクテル(モクテル)のレシピを作る方がとても難しいそうです。
ノンアルコールカクテルは、ベースとなる飲み物と組み合わせる材料によりアレンジの幅が広く、見た目の雰囲気だけでなく、ハーブやスパイスを加えることで、ジュースとは違う、お酒を飲んでいるかのような感覚が楽しめます。
アルコールを使わずに、お酒が持つ深みや奥行きをいかに表現できるか、プロのバーテンダーにとっては、カクテルよりノンアルコールカクテル(モクテル)のレシピを作る方がとても難しいそうです。
2. ノンアルコールとはアルコール何パーセント?
ノンアルコール飲料とは、含有アルコール量が1%未満の飲料のことを指します。こちらは、日本の酒税法の第2条、酒類の定義及び種類にて、酒類は「アルコール分1度以上の飲料」と定義されています。ただし、酒類の定義は、国や地域によって異なる場合があります。
参考サイト:国税庁, 第2条 酒類の定義及び種類 閲覧日2024/7/16
https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/sake/2-01.htm#a-05
参考サイト:国税庁, 第2条 酒類の定義及び種類 閲覧日2024/7/16
https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/sake/2-01.htm#a-05
3. ノンアルコールカクテルをおいしく作る、4つの基本のコツ
今回ご紹介するレシピは、材料を用意して混ぜるだけで出来上がるとても簡単なものですが、4つのコツを抑えると、よりおいしく仕上がります。
1. フレッシュなフルーツやジュースを使う
市販の果汁やジュースと生のフルーツを搾ったのでは、味や風味が各段に違います。特に、シンプルなレシピであればあるほど、材料に使ったそれぞれの素材の味がストレートに表れるのでこだわってみてはいかがでしょうか?市販のジュースを使う場合は、「ストレート」のジュースを選ぶのがおすすめです。2. フレッシュハーブやスパイスを加えてみる
ミントやローズマリーといったハーブ類、シナモンやオールスパイスなどのスパイス類を加えてみてはいかがでしょう?上手い組み合わせが見つかると、カクテルの香りや味わいに奥行きが生まれます。3. カクテルの材料をよく冷やしておく
氷を使う場合は特に、材料を冷やしておくことで溶け出す氷の量が少なくなり、カクテルの味が薄まるのを抑えられます。カクテルを注ぐグラスも冷やしておけるとより良いです。 当たり前のことのようですが、冷やしておくことで味がぼやけず、仕上がりに差が出ます。4. 純氷やロックアイスを使う
カクテルに使う氷を純氷やロックアイスにすると、味わいが変わります。 家庭用冷凍庫で凍らせた氷に比べると、不純物が少なく味わいも色もクリア。また、純氷やロックアイスは通常の氷よりも溶けにくく、カクテルの味が薄まるのを抑えてくれます。グラスの中で揺らぐ透き通った氷は美しさも演出てくれます。コンビニやスーパーで手軽に購入できる市販の氷で作ってみてください。4. ノンアルコールのスパークリングワインを使ったノンアルコールカクテル(モクテル)レシピ
ノンアルコールミモザ
シャンパーニュベースの王道ワインカクテルのミモザをノンアルコールにアレンジ。鮮やかな黄色がミモザの花に似ていることから、この名前で呼ばれます。パーティのウェルカムドリンク として用意すれば、ビタミンカラーと甘酸っぱい風味で楽しげな雰囲気に。
オレンジジュース(生搾り、またはストレートの100%オレンジジュース)
<材料>
ノンアルコールのスパークリングワインオレンジジュース(生搾り、またはストレートの100%オレンジジュース)
<作り方>
オレンジジュースを1/3、ノンアルコールのスパークリングワインを2/3の割合でグラスに注ぎ、軽く混ぜ合わせる。バージンモヒート
モヒートはキューバ・ハバナ発祥のラムベースのカクテルです。そのカクテルをノンアルコールにアレンジ。 ミントの香りとライムの風味で清涼感が溢れます。気温がものすごく高い日は、ノンアルコールの方がカラダにスッと染み込むので、暑い夏はこのカクテル一択!
ミント(たっぷり)
ライム
お好みでガムシロップ
氷
クラッシュした氷とともにグラス入れ、ノンアルコールのスパークリングワインを注ぎ、軽く混ぜる。
<材料>
ノンアルコールのスパークリングワインミント(たっぷり)
ライム
お好みでガムシロップ
氷
<作り方>
器にくし切りの半分にしたライム、ミント、(お好みでガムシロップ)を入れて、軽く潰します。ぎゅうぎゅう潰してしまうとえぐみが出てしまいます。クラッシュした氷とともにグラス入れ、ノンアルコールのスパークリングワインを注ぎ、軽く混ぜる。
砂糖漬けレモンとローズマリーのノンアルコールカクテル
砂糖漬けのレモンをノンアルコールのスパークリングワインで割ったカクテルです。 ローズマリーを加えるとで、スーッとした清涼感のある香りが鼻に抜け、シュワシュワの泡とともに甘酸っぱいレモンの風味が広がります。
砂糖またはハチミツ漬けのレモン
ローズマリー
お好みで氷
<材料>
ノンアルコールのスパークリングワイン砂糖またはハチミツ漬けのレモン
ローズマリー
お好みで氷
<作り方>
カットしたレモンを砂糖、または、ハチミツに漬けて、砂糖漬けレモンを作っておく。 砂糖漬けレモンとローズマリー、お好みで氷をグラスにいれ、ノンアルコールスパークリングワインを注ぎ入れ、軽く混ぜる。5. ノンアルコールの白ワインを使ったノンアルコールカクテル(モクテル)レシピ
ノンアルコールオペレーター
オペレーターは、白ワインとジンジャーエールを混ぜたカクテルです。甘口よりも辛口のジンジャーエールを使っていただくと、カクテルらしくなります。
レモンスライス
辛口のジンジャーエール
お好みで氷
<材料>
ノンアルコールの白ワインレモンスライス
辛口のジンジャーエール
お好みで氷
<作り方>
ノンアルコールの白ワインを2/3、ジンジャーエールを1/3の割合でグラスに注ぎ、レモンのスライスを入れて軽く混ぜる。ノンアルコールスプリッツアー
スプリッツアーは、白ワインを炭酸水で割ったカクテルです。一般的な白ワインと炭酸水の割合は1:1ですが、ノンアルコールカクテルの場合は、ノンアルコールワインの味がぼやけてしまわないように、炭酸水の割合は控えめにするのがおすすめです。
炭酸水
レモン、または、ライム
<材料>
ノンアルコールの白ワイン炭酸水
レモン、または、ライム
<作り方>
グラスに氷をいれ、白ワイン、炭酸水の順で注ぎ、軽く混ぜる。飲むときにレモンかライムをきゅっと絞ると爽やかな飲み口に。ノンアルコールのホワイトサングリア
サングリアは、ワインにフルーツやスパイスを漬けたスペイン発祥のドリンクです。漬け込むフルーツやスパイス、ハーブによって味の幅が広がります。赤ワインで作るサングリアが一般的ですが、白ワインで作るサングリアもあり、「サングリアビアンカ」や「ホワイトサングリア」と呼ばれます。白ワインで作るサングリアの方が、赤ワインベースよりもさっぱりとした飲み口になり、春夏におすすめです。カラフェやピッチャーにたっぷりと作れば、ホームパーティのパーティドリンクとしても活躍します。
オレンジ
ゴールデンキウイ
オールスパイス
ローズマリー
全ての材料をジャグか何かにいれて、冷蔵庫で一晩寝かせる。
お好みで、飲む時にフレッシュのローズマリーを入れる。
オレンジとキウイから果実の甘みが出ますが、甘めがお好きな方は、蜂蜜など、お好きな甘みを足してください。
<材料>
ノンアルコールの白ワインオレンジ
ゴールデンキウイ
オールスパイス
ローズマリー
<作り方>
オレンジとキウイは、皮を剥いて輪切りにする。全ての材料をジャグか何かにいれて、冷蔵庫で一晩寝かせる。
お好みで、飲む時にフレッシュのローズマリーを入れる。
オレンジとキウイから果実の甘みが出ますが、甘めがお好きな方は、蜂蜜など、お好きな甘みを足してください。
6. おすすめのノンアルコールワイン
ジュースとノンアルコールカクテルの違いを際立たせるために、カクテルのベースになるノンアルコールワインは本格的な味わいのものを選ぶのがおすすめです。
UNCORKがおすすめするアルコール0%のワインテイスト飲料は、「ソバー リースリング」と「ソバー リースリング ウィズ バブルス」です。 こちらは、ドイツワインの巨匠アーネスト・ローゼンが、リースリング種100%で造る、ワイン好きのためのアルコール0%ワインテイスト飲料です。
ベースとなるワインは、彼が造る「ヴィッラ・ローゼン モーゼル リースリング」。リースリング種特有の"酸の高さ"と土地由来の"ミネラル感"、そして"自然の甘み"を湛えたこの上質なワインを、減圧蒸留法で脱アルコールしています。ベースワイン自体の品質が高いので、自然な甘みとのバランスがとても良く、何かを添加して味を整える必要が全くありません。
まるで高品質なリースリングのワインを飲んでいるような、アルコールが0%だと気付かないほど本格的な味わいに仕上がっています。
UNCORKがおすすめするアルコール0%のワインテイスト飲料は、「ソバー リースリング」と「ソバー リースリング ウィズ バブルス」です。 こちらは、ドイツワインの巨匠アーネスト・ローゼンが、リースリング種100%で造る、ワイン好きのためのアルコール0%ワインテイスト飲料です。
ベースとなるワインは、彼が造る「ヴィッラ・ローゼン モーゼル リースリング」。リースリング種特有の"酸の高さ"と土地由来の"ミネラル感"、そして"自然の甘み"を湛えたこの上質なワインを、減圧蒸留法で脱アルコールしています。ベースワイン自体の品質が高いので、自然な甘みとのバランスがとても良く、何かを添加して味を整える必要が全くありません。
まるで高品質なリースリングのワインを飲んでいるような、アルコールが0%だと気付かないほど本格的な味わいに仕上がっています。
7. まとめ
自由度が高いノンアルコールカクテルだからこそ、分量や材料の組み合わせを変えてアレンジできる面白さがあります。今回は、身近な材料を使ったシンプルなノンアルコールのワインカクテルをご紹介しましたが、王道のカクテルレシピを参考に、好みのノンアルコールカクテルを作ってみるのもおすすめです。
PROFILE
N.Kobayashi
UNCORKスタッフ。夫と娘と息子の4人家族。好きな人、好きなものに囲まれて暮らしたいを実践中。ワインに合わせて、旬のものをシンプルに食べるのが好き。J.S.Aソムリエ。