機能性、耐久性、デザイン性と三拍子揃った万能グラス
このワイングラスを気に入っている点は、機能性、耐久性、デザイン性の3点あるという寺田氏。さまざまな形状のワイングラスが世にある中で、「“One Glass for Every Wine”という設計コンセプト通り、たった一脚であらゆるワインのポテンシャルを引き出してくれます。とくに熟成シャンパーニュや甘口のソーテルヌは断然コレですね」と太鼓判を押す。
同店ではバイ・ザ・グラスはボトル1本7杯取りの100mlを注ぐが、ジャンシス・ロビンソンは形状的に100mlのワインを注ぐとボウルのもっとも広い位置に液面がくるため、ワインは効率良く開き、ノーズまでの距離が長い分、香りがすっと立ち上ってくるという。
「3年前から常時18脚使ってきて、割れたのはたった3脚だけ。それもすべて私の不注意で」と寺田氏は笑う。
「拭いていて割れたこともありませんし、業務用食洗機でハードに洗い続けてもチップも曇りもない耐久力がすごい」。無鉛クリスタルのグラスは実際間近で見ても、新品のようにピカピカだった。
手にした時のハンドメイドならではの軽さ、ステムの細さ、ボウルの薄さ。「唇とやさしく触れ合い、液体がなめらかに身体の中に入ってくる感覚です。デザイン性の高いこのグラスなら、ご自宅で使っていただいても満足いただけるでしょうし、ワイン好きの方には最高のギフトにもなりますよ」
今回、寺田氏が着目したのはボウルの形状や容量はそのままに、ステムとプレート部分のみを省いた『ザ・ジャンシス・ロビンソン ステムレスグラス』だ。
「ステムレスならより親しみやすく、耐久性はさらに高まります。機能面で変わらないクオリティを発揮してくれるだけでなく、ワインの温度感が手から伝わり、飲食のまた違った楽しみが増えますね。カクテルやお酒のロックに、アイス中国茶やハーブウォーターにと、ワイン業態以外の飲食店でも使いやすいのではないでしょうか。ステムレスなら、まさに“One Glass for Every Beverage”」
グラスを手にする寺田氏の目がパッと輝いた。
「水新はなれ 紅」オーナー・ソムリエ
寺田泰行氏
小籠包やあんかけ焼きそばなど、町中華の定番料理を最高級ワインとともに味わえるムーディーなワインバー。ワインの温度感が手にダイレクトに伝わる『ザ・ジャンシス・ロビンソン ステムレスグラス』なら、気取らず飾らず、ワインと料理に直感的に向き合える
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