生産者情報
アジィエンダ・アグリコーラ・フェルゲッティーナ
ベッラヴィスタで長年醸造責任者を務めたロベルト・ガッティ氏のもと1991年に設立。どこまでも品質を追及し、使用する果汁はブドウ収穫量の僅か20%以下。非常にソフトなプレス、瓶内熟成後を見通す熟練の技により、ワイナリーの哲学である「上品」で「純粋」そして「繊細さ」を最大限に表現しています。
生産地情報
| 原産国 | イタリア |
|---|---|
| 地方名 | ロンバルディア |
| 地区名 | フランチャコルタ |
| 品質分類・原産地呼称 | フランチャコルタD.O.C.G. |
商品情報
| 色 | ロゼ |
|---|---|
| 種類 | スパークリングワイン |
| 味わい | 辛口 |
| 品種 | ピノ・ネロ 100% |
| アルコール度数 | 12.5% |
| 飲み頃温度 | 6℃ |
その他
| 醗酵 | 瓶内二次醗酵/ステンレスタンク醗酵後、7カ月熟成/MLFなし |
|---|---|
| 熟成 | デゴルジュマンまでの瓶内熟成 36カ月 |
| 土壌 | 石灰粘土質 |
- 品番:
- 622725












ピノ・ネロ100%で造られる
珍しいフランチャコルタ
ピノ・ネロを100%使用したロゼのフランチャコルタ。ロゼでもフェルゲッティーナが重視する「熟成美」は健在。フランチャコルタの規定よりも1年間長い、3年間の熟成期間を設けることにより、一層深いアロマと余韻を実現しています。桜の葉のような穏やかなアロマと、イチゴのようなチャーミングで優しい果実味が実に魅力的です。
フランチャコルタとは?
フランチャコルタは、北イタリア・ロンバルディア州で造られる高品質なスパークリングワイン。フランスのシャンパーニュと同じ「トラディショナル方式(瓶内二次発酵)」という製法によって造られます。
このトラディショナル方式は、まずベースとなるワインを造り(一次発酵)、それを糖分と酵母と一緒に瓶に詰めて密閉し、瓶の中でアルコール発酵を行う(二次発酵)、そしてほとんどの場合、瓶の状態で長時間熟成させるという時間と手間のかかる製法です。瓶内での発酵によって生まれたガスは長い時間をかけてゆっくりとワインの中に溶け込んでいくので、出来上がるワインの泡立ちは非常に細かくクリーミーなのが特徴です。
また、瓶の中で長い時間熟成させる間、アルコール発酵を終えた酵母が澱となって沈殿し、それがワインと接触することでワインに深みと旨味を与えてくれます。
フランスのシャンパーニュと比べると、トラディショナル方式ならではのキメ細かい泡立ち、エレガントさ、熟成による複雑味はありながら、フランチャコルタの生産地域の方が温暖でブドウがしっかりと熟すため、より味わいの中にフルーツの果実味をしっかりと感じることができます。
ワインのここに注目!
フェルゲッティーナの特徴といえば、ボトルの形。 特許を取得した特殊なピラミッド型のボトルは、見た目の美しさのために作られたものではありません。
「フランチャコルタとは?」でお伝えしたように、このワインは瓶の中でワインと澱が触れた状態で長時間寝かすという工程があります。 通常のワインボトルを横に寝かせると、丸い側面で角度がつき、澱は一番下の面に集まって沈殿していきます。が、このピラミッドボトルは側面がとても広い平らな面なので、その上に澱が分散して沈殿していきます。 つまり、通常よりもワインと酵母が接触する面積が広くなり、酵母由来の旨みを効率的に引き出すことができるのです。
フェルゲッティーナの造るワインの特徴は「雑味のない透明感」ですが、このボトルで熟成させることによって、繊細さ、透明感はそのままに、旨味、コク、余韻の長さをより一層引き立てることに成功しました。