このワインの味わい
洋ナシ、青りんご、グレープフルーツ、レモンなどのフレッシュなフルーツの香りに、シロツメクサのような白い花、タイムのようなハーブの香りも感じます。口に含むと、レモンやグレープフルーツのような爽やかで豊かな酸が清々しく広がり、ゆるやかに果実の旨味が現れる、アルコール8%ほどのフレッシュで軽やかな辛口白ワインです。
ワインのここに注目!
アメリカ・ニューヨーク州で2016年に設立した新進気鋭のワイナリー「リビング・ルーツ」が手掛ける、リースリング種100%の低アルコールの辛口白ワインです。
新しいワイナリーですが、オーナーは、オーストラリアで160年以上に渡りワイン造りを行い、オーストラリアを代表する一大ブランドを気づいた一家の7代目です。品種やテロワールの表現を第一に考え、人的介入を控えたアプローチで良質でモダンスタイルのワインを送り出し注目を集めています。
まず、このワインで目を引くのはアルコール度数8%であることです。一般的なワインのアルコール度数12%に比べると低めで飲み心地が軽やかです。
冷涼産地であるニューヨークの気候を逆手に取って、早摘みしたリースリングを自然発酵させています。
ブドウの糖度=Brix値から、完成後のワインのアルコール度数を推定する方法があります。このワインに使うブドウは、アルコール度数が低い軽やかなワインに仕上げるため、通常のワインに使うブドウの糖度に比べて6割程度の糖度で収穫しています。
口に含むと、柑橘系の爽やかで豊かな酸を一番に感じますが、無濾過、無清澄で仕上げていることもあり、果実の旨味もしっかりと感じられます。その旨味は、控えめに、ゆっくりと現れてきますので、低アルコールの軽やか飲み口だけでなく、ワインの中にある旨味を深く探したくなるワインです。
こんな料理と合わせたい
セッション・リズの魅力は、フレッシュな酸、果実の旨味、低アルコールの軽やかさ。魚介のビネガードレッシングや、薄く伸ばした生地をパリッと焼いたタルトフランベなど軽い食事と合わせてみるのはいかがでしょうか。
また、白みそや米こうじのような風味を感じるため、鰆の幽庵焼きや、きゅうりとわかめの酢味噌和えなど、和食との相性を試したくなります。
原産国 | アメリカ |
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地方名 | ニューヨーク |
地区名 | フィンガー・レイクス |
品質分類・原産地呼称 | フィンガー・レイクスA.V.A. |
色 | 白 |
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種類 | スティルワイン |
味わい | 辛口 |
品種 | リースリング 100% |
アルコール度数 | 8% |
飲み頃温度 | 8℃ |
醗酵 | 15Brixで収穫。除梗・破砕後数時間スキンコンタクト。ステンレスタンクにて3日安定化し、ラッキング。天然酵母で醗酵(低温で1カ月)/一部MLF |
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熟成 | ステンレスタンクと一部木樽(15%)でシュール―リー(1年) |
- 品番:
- 619945